私が目指す未来型医療
平成17年4月に「ヘルスアートクリニックくまもと」を開院しました。
その目的の一つはヘルスアート医療を臨床の場で本格的に活用出来るか否かの挑戦であり、もう一つは健康を目指した医療の活用が出来るかどうかの挑戦でありました。
ヘルスアートとは<※1>九大心療内科の初代教授・池見酉次郎先生が提唱された理念であり、「心と体と気」の全人的医療法です。
ヘルスアートをそのまま臨床に応用するのはかなり困難な作業でしたが、数年の試行錯誤の後、どうやら患者に分かりやすい、実践しやすい、時間のかからない方法で行うことが可能になってきたところです。
(第45回日本心身医学会九州地方会、第6回日本抗加齢医学会にて発表。第18回世界心身医学会においてはヘルスアートの一つである「お手玉療法」が不安障害に有効であることを鹿児島大学心身医療科との共同研究において発表。)<※2>
健康を目指す医療としては6年前より日本抗加齢医学会の会員として勉強してきましたが、最近、日本抗加齢医学会の専門医の資格を取得したところです。
抗加齢(アンチエイジング)医学とは簡単に説明すると「病的な老化をせずに健康長寿を目指す医学」ということであり、大変興味ある学問です。
平成17年に開催されました第6回日本抗加齢医学会総会では、ヘルスアートに関する演題と抗加齢の要因である酸化ストレス度を測定した臨床成績についての演題で発表することが出来ました。
最近の知見では癌患者において明らかに酸化ストレス度が高いことが分かってきました。
今後、癌の早期発見や経過観察において有用な検査法の一つになることは間違いないと思われます。
今後は上記のヘルスアート医療と抗加齢医療のドッキング医療の可能性への追求であります。
それにより、治療のみならず、更に健康増進を目指した心身両面の全人的医療法の構築がなされていくものと推察されます。
昨年の10月2日には光栄なことに「ストレスマネージメントとしてのヘルスアート健康法について」九州大学病院内で公開講座を担当させていただきました。
故池見酉次郎先生への恩返しの一端ができたものと池見夫人と共に喜んでいるところです。
更に10月22日には第11回熊本県国保地域医療学会においてヘルスアートに関する特別講演の機会をいただき、今年2月には熊本県と医師会の後援による自殺防止シンポジウムにおいてヘルスアートに関する特別講演を行い、5月末にはパーキンソン病患者の家族の会においてストレス解消のためのヘルスアート健康法について特別講演の機会をいただきました。
今後、私が目指しているヘルスアート医療とアンチエイジング医療を組み合わせた未来型医療が地域社会に幅広く貢献できる日が近づくことを心から願っております。
※1 ヘルスアート医療とは>>
※2 ヘルスアート(お手玉)の効果を学会で発表>>
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